快適な睡眠のために>
睡眠には２つの顔がある

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の２つがあります。
睡眠中は、この２つの睡眠が、交互に訪れて「リズム」を作っています。

○「レム睡眠〜Rapid Eye Movement〜」
眠っている間、まぶたの下で「眼球」がキョロキョロ動いて（急速眼球運動）
いて、脳波を見ると、日中の活動時の脳波に似ています。
この睡眠では、脳は活発に働いているんですね。
「記憶の定着」や「思考の整理」を行っていて、過去の記憶や感情などを呼び起こして、
この時に「夢を見る」と言われています。
また、外見的には「睡眠」していますが、「脳」が”覚醒状態”なので
「逆説睡眠」とも呼ばれています。

○「ノンレム睡眠」
「レム」ではない睡眠なので、こういう呼び方をします。
急速眼球運動がないんです。
血圧の低下、呼吸の安定などが見られ、「脳」の活動レベルは下がっています。
レム睡眠より深い眠りです。
「徐波睡眠」と呼ばれています。

訪れる順序は、
寝入ると、すぐに「ノンレム睡眠」が現れ、約１〜２時間すると「レム睡眠」に移ります。
その後は、「ノンレム」と「レム」が交互に訪れるんです。

ちなみに、「レム」は、平均すると９０分おきくらいに２０〜３０分続くので、
回数は４〜５回で、一晩の睡眠中に訪れるんですね。

「心地よい眠り」を得るためには、
最初に訪れる「ノンレム睡眠」に上手く入れるかどうかにかかっています。
「レム睡眠」に移行するまでの「９０分」が重要なんです。

就寝前の約３０分前を”リラックス”して過ごすと、上手く「ノンレム」に入れますよ。