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睡眠時無呼吸症候群の危険とは？

●睡眠時無呼吸症候群

「危険ないびきはこれだ！」で少し触れましたが、
もう少し詳しく紹介します。

睡眠中は「筋肉の弛緩」がありますので、「舌」が喉の奥に落ちて気道を塞いでしまい、
呼吸が困難になるときがあります。
仰向けに寝ると、首や喉の周囲の「脂肪」が気道を塞いでしまうこともあります。
太っている人はこの症状が起きやすいので、注意しましょう。

この症状の定義は
『一晩（７時間）の睡眠中に１０秒以上の無呼吸が３０回以上起こる。
または、睡眠１時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が５回以上起こる。』
です。

この症状があると、
日中に強い眠気や倦怠感を感じ、”居眠り運転”などによる、重大な事故につながる危険性が高くなります。

無呼吸や低呼吸のため「酸素不足」を起こし、
心拍数増加、不整脈、心不全、脳梗塞などにつながる恐れがあるんです。

また、十分な「ノンレム睡眠」がとれないため「脳」が休息できず、
交感神経の働きが続いて、ホルモンバランスがくずれ、
高血圧症、糖尿病、高脂血症、などの「生活習慣病」を引き起こします。

「眠ったのに眠くて仕方ない」などを感じたら、この症状を疑ったほうがいいでしょう。
治療をせずにそのままにしておくと、生命に危険が及ぶ場合もあります。
なるべく早く、専門の医師の診断を受けることをお勧めします。