快適な睡眠のために>
体の不調や心の病が原因になる

●「体の不調」が原因の”不眠”

肩こり、腰痛、眼精疲労、更年期障害、かゆみ、冷え性、頻尿、
などの体調不良（血行不良や体温調整の不良）によって、睡眠にも
影響が出ます。

冷え性などは体に緊張を残し、更年期障害は自律神経の乱れを起こし
不眠の原因になります。

寝る前に十分にリラックスを心がけ、緊張をほぐすことで改善されま
す。ゆったり入浴、腹巻き、ストレッチなど軽い体操などがお勧めで
す。肩こり、腰痛の場合は枕を見直してみて下さい。

●「心の病」が原因の”不眠”

うつ、統合失調症などが代表的な「心の病」です。

特に「うつ」が原因の不眠に、特有なものです。
一睡もできない日が続く、眠れても熟睡感がなく、起きた時の疲労感
がひどい、などの症状が現れます。
朝起きても、なかなか床から出れない、日中に元気が出ない、今まで
興味があったものにも興味が湧かない、など心身の低下が目立ってき
ます。

「うつ」の初期には、活力低下と不眠の症状が同時期に現れるので、気付
かない人が多いようです。
これは、ただ単に、眠れずに調子が悪いだけだと思ってしまうからな
んですね。

「その３」につづく