快適な睡眠のために>
体温が下がると眠くなる理由

人間の「生体リズム」のひとつに、「体温」があります。
「えっ、体温がリズム？」って思うかもしれませんが、
「体温」です。

人間は「恒温動物」で体温は一定なのですが、１日を細かく区切ると「体温の変動」が見られます。
「体温の変動」は、１日周期を持つ「生体リズム」なんですね。

体温の変動は、活動的な日中は体温が高く、夜は体温が低下します。

実は、この「体温変動」が睡眠に大きく影響しているんですよ。

日中に活発に運動すると、夜ぐっすり眠れますよね？
でも、これを「疲れによるもの」だと思っていませんか？

「疲れ」は睡眠の要因のひとつであって、
「運動」と「睡眠」に深い関係があるのは、「体温」なんですね。

運動すると、代謝が高まり体温が上昇します。
この熱を下げるために、手足の血管を開いて、放熱させ体温低下が始まり、間もなく「眠気」が訪れるんです。

赤ちゃんが眠い時に、手足が暖かくなるのを思い描いてもらうと、分かりやすいでしょう。

手足が温かくなった分、体の中心部の温度が低下し、同時に、「脳」も温度が下がり休息に入るんですね。

”日中”をだらだら過ごさず、体を動かして「体温を上げ」、
”夜”はリラックスして「体温を下げる」ことを心がけましょう。